4月1日から、乳幼児の予防接種に変更があります。
(1) 5種混合ワクチンが登場
4種混合ワクチンとヒブワクチンが1本にまとまっています。
*これまで別々で接種してきたお子さんはそのまま継続となります。(途中から5種混合に変更できません)
(2) 新しい肺炎球菌ワクチンが登場
これまでの13価ワクチンに加えて、15価ワクチンが公費で接種できるようになりました。
当院では順次15価ワクチンに切り替えてゆく予定です。
(2024年3月29日)
4月1日から、乳幼児の予防接種に変更があります。
(1) 5種混合ワクチンが登場
4種混合ワクチンとヒブワクチンが1本にまとまっています。
*これまで別々で接種してきたお子さんはそのまま継続となります。(途中から5種混合に変更できません)
(2) 新しい肺炎球菌ワクチンが登場
これまでの13価ワクチンに加えて、15価ワクチンが公費で接種できるようになりました。
当院では順次15価ワクチンに切り替えてゆく予定です。
(2024年3月16日)
以前、NHKの番組で「モヤモヤする力」という特集がありました。
現代社会では決断とかスピードとかが求められることが多いと思うのですが、
焦って答えを出さずにじっくり悩む力が注目されているとのこと。
私にとっては新鮮で、興味深い話題でした。
最近は特に「タイパ(タイムパフォーマンス)」とか言って、スピード重視の世の中なのかなと思っていたので。
実際、世の中の発展速度というか時代の変化も早くなっているようです。コンピューターが高性能になって計算速度も上がって、インターネットの速度も上がって、生成AIなんかも出現したりして。
「急がなくては置いてけぼりになる!」という雰囲気があるような。
しかし、新しいアイデアや発明はじっくり考えた先にしか無いもの。
本当は、考え続ける力、悩み続ける力の方が「即決断」の力よりも大切なのかもしれません。
こどもにおいても、「すぐに理解してすぐに言うことを聞いてくれるこども」が優れていると大人は考えがちですが、
本当の才能は「ゆっくり考えて、なかなか大人の思い通りに動いてくれないこども」に隠れているのかもしれません。
「じっくり考えるこども」や「モヤモヤと悩み続けるこども」に付き合うためには、大人にも「モヤモヤする力」が必要です。
(2024年2月27日)
(2024年2月24日)
「養生訓」とは:
江戸時代、儒学者の貝原益軒(かいばらえきけん)が83歳の時に出版した健康長寿の心得。当時のベストセラーになりました。(当時の平均寿命は50歳未満だったそうです。)
養生訓には、現代でも参考になるような教えが書かれています。
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「貧賤なる人も、道を楽しんで日をわたらば、大なる幸なり。」
貧しくても、楽しんで日々を過ごせば幸せである。
益軒は具体的に説明してくれています。
一人家で静かに本を読む。歌を歌う。香を炊く。窓の外の景色を眺める。花を愛でる。酒でほろ酔いになる。育てた野菜を料理する。
幸せは、ささやかな日々の営みの中にあるもの。
身の回りにあるワクワクしたり、うっとりしたり、ほっこりしたりする時間。
それが人生の幸せだということです。
みなさんの幸せ時間はどんなときですか?
朝のコーヒータイム
夜の晩酌タイム
こどもとのおしゃべり
趣味の時間
お気に入りの音楽
お気に入りのアロマ、、、
ささやかな幸せ時間を大切にしたいですね。
(2024年2月6日)
「養生訓」とは:
江戸時代、儒学者の貝原益軒(かいばらえきけん)が83歳の時に出版した健康長寿の心得。当時のベストセラーになりました。(当時の平均寿命は50歳未満だったそうです。)
養生訓には、現代でも参考になるような教えが書かれています。
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養生訓に書かれている飲食の心得については、以前にも少し触れましたが、
今回は別の面白い教えを紹介します。
「怒りの後、早く食すべからず。食後、怒るべからず。憂いて食すべからず。食して憂うべからず。」
怒りながら食べるな、クヨクヨしながら食べるな、ということですね。
これは面白い教えですよね?
そして、意外と難しいのでは?
心配事があるときは食事しながらでもクヨクヨと考え込んだりしてしまうものですが、
それは健康長寿のためにはNG!
食事の時間だけは、怒りや悩みを忘れて穏やかな時間を過ごす。
そうすることで心の健康が保たれる。
食事の時間は1日2〜3回(それ以上?)あるので、
その間だけでも怒りや悩みを忘れるようにしたら、心を休めるのにとても効率的だと思います。
食事をするときには楽しい会話を!
または
食事をするときには食べることに集中して!心を無にして食事に集中!
(今っぽく言うと、マインドフルネス!)
これはすぐにでも実践したい養生術です。
(2024年1月11日)
「養生訓」とは:
江戸時代、儒学者の貝原益軒(かいばらえきけん)が83歳の時に出版した健康長寿の心得。当時のベストセラーになりました。(当時の平均寿命は50歳未満だったそうです。)
養生訓には、現代でも参考になるような教えが書かれています。
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「養生の術はまず心気を養うべし。心を和にし、気を平らにし、怒りと欲を抑え、憂いや思いを少なくし、心を苦しめず、気を損なわず。」
心が穏やかであることが健康長寿の基本として最初に取り上げられています。非常に納得ですね。
心を穏やかにするために私が一番大切だと思っているのは、
「自分がやるべきこと、自分ができることをやる」ということです。
他人のやるべきこと、他人の課題には手を出さない。
人の手に負えないような不幸や不運が存在することも理解する。
自分からストレスを手放す。
私は私ができることしかできないけど、私ができることが誰かの役に立つこともあります。
そうそう、「養生訓」にはこんな素敵な教えもあります。
「すべてのこと十分によからんことを求れば、我が心のわずらいとなりて楽しみなし。いささか良ければ事足りぬ。十分によからんことを好むべからず。」
:全てに完璧を求めてはいけない。多少でも気に入ればOK。
パートナーにも子供にも完璧を求めてはいけません(^^)