カテゴリ: 院長ブログ

食べないこども

子どもが食べ物を食べてくれないと心配ですよね。
 
子どもが食べてくれないとママやパパはがっかりイライラして食事中に子どもを叱ったりしてしまいます。すると子どもはストレスを感じてますます食べなくなります。
 
次第に、ママやパパが食べさせることをあきらめて、いつも同じものを出し続け、食事時間以外でも好きな時に食べさせるようになると、、子どもは飽きて食べるものが減っていきます。
 
大切なのは、リラックス!
親が決めること:食事の時間、食事の空間を整える。
子どもが決めること:食べるか食べないか。どうやって食べるか。(親が強制するのはやめましょう)
 
食事の時間、食事の空間づくりのポイント
https://kanagawa-syounihokenkyoukai.jp/wp-content/uploads/2022/12/「いつどこでたべる?」ステップアップ編-2.jpg
 
 
★メニューづくりのポイント
子どもは見た目で食べる食べないを決める:子どもが今好きな食べ物と似た色の食品を出してみる。
食べ飽きを防ぐため、最低2日間は全ての食事メニューを変える。
1回の食事に「タンパク質、炭水化物、野菜・果物」の3群からそれぞれ1つずつ食品を選ぶ。
食べられるメニューでも少しずつ変化をつける。:ディープフライ→ライトフライ→カリカリ炒め→しっとり炒め→煮物 など。
 
楽しい食事タイムにするためのポイント
https://kanagawa-syounihokenkyoukai.jp/wp-content/uploads/2022/12/「たのしくたべる」はじめの一歩編-2.jpg
 
 
参考文献:「子どもの偏食外来 大山牧子著」
 

<院長ブログ> お弁当づくり

お弁当を毎日作るのは大変ですよね。
私も、こどもが小さい時から、試行錯誤しながら色々なお弁当を作ってきました。
(ちなみに、私はお料理が好きというわけではありません^^)
 
こどもが小学生の頃、夏休みの学童保育に持っていかせてたお弁当箱は保温機能がある3段弁当。
 

 
これは、ご飯を入れる容器とスープを入れる容器(漏れない!)とおかずを入れる容器に分かれていて使いやすかったです。
スープ容器にめんつゆを入れて、ご飯容器にそうめんを入れて、そうめん弁当にしたり。
スープ容器にカレーを入れてカレー弁当にしたり。
ただ、全体的に容量が小さくて足りなくなってしまったので中学に入ってからは使っていません。
 
中学生になってからは普通の弁当箱(汁漏れしないのが重要!)と、時々スープジャーも使います。
スープジャーがあると、「前日作ったシチュー+パン」みたいな弁当ができます。
 
普段の弁当は「ご飯+卵焼き+茹で野菜+肉」が基本です。
この構成は「藤井弁当(藤井恵 著)」という本で学びました。
この弁当のすごいところは、卵焼き器だけで弁当を作れるところです。
手順もシンプルで、この本に出会ってから弁当作りのストレスがだいぶ減りました。
弁当づくりで困っている方はぜひ読んでみてください!
(クリニックの待合室にも置いておきますね。)
 

<院長ブログ> 生きがいはほんの小さなことでいい。

生きがいがある人は、健康寿命が長いという調査報告があります。
 
「生きがい」というと、なにかすごいことのように感じますが、
「生きがい」というのはほんの小さなことでいいそうです。
 
茂木健一郎さんが雑誌のコラムで書かれていましたが、
生きがいは「朝起きる理由」とも表現されるそうです。
 
朝、コーヒーを飲む。
朝、散歩をする。
 
そんなことが生きがいなんですって。
そんな生きがいがあるだけで、心と体が健康になるそうです。
 
小学生や中学生になると、朝起きられなくなるこどもが増えますが、
そういうこどもたちにも「生きがい」が必要なんだろうなと思います。

朝いちばんに冷たい麦茶を飲む。
休日の朝は、大好きなインスタントラーメンを食べる。
 
生きがいは、別に人の役に立たないことでも良い。
将来の役に立ちそうなことでなくても良い。
ただ自分が楽しめることであれば良い。
 
「生きがい」を持つことで、こどもも大人も元気になれると思います。
 
 

↑ これは、娘が以前作った食品サンプルです。

<院長ブログ> 食べることはむずかしい

12月に行う予定の「みつばち勉強会」は、こどもの偏食をテーマにします。

食べることが好きな大人には思いもよらないことなのですが、
「食べること」は実は全身の器官と感覚を使う、とてもむずかしい作業なのだそうです。

本能で食べられるのは生後半年まで。

つまり、母乳やミルクだけ飲んでいる赤ちゃんの頃だけ。

離乳食を食べるには学習が必要なのです。

体や感覚や環境などに、少し問題があるだけでも

離乳食を食べられなくなることがあります。

「食べること」に問題を抱えている人はたくさんいます。

勉強会ではこどもが「食べること」を学ぶために親がどのようなサポートをすれば良いのか、
職員が調べて発表する予定です。(ただいま、勉強中)

子どもの偏食やご自身の偏食がある方、
もしよければ何を食べられて何を食べられないのか教えてください。
下記のアンケートにご回答いただけるとうれしいです。

 
偏食についてのアンケート
https://forms.gle/L3uHVfsFrYVgXrgb8

<院長ブログ>赤ちゃん育てで一番大切なこと。

赤ちゃんを育てる上で一番大切なことは結局、

「赤ちゃんと一緒にいること」だと思います。

 

初めての子育てで気合の入っているママさんは

こどもの将来のために色々なことをしてあげたい、

と意気込んでいるかもしれませんが

 

最初にできることはシンプルで、「一緒にいること」です。

 

赤ちゃんがすぐに病気で入院してしまったとしても、病院のスタッフにはできるだけ赤ちゃんのそばにいてほしい。

産後すぐにママが働かなくてはならないとしても、シッターさんや保育士さんができるだけそばにいてほしい。

誰かがそばにいる安心感が、赤ちゃんを元気に育てます。

 

生まれたばかりの赤ちゃんならば、たくさん抱っこして、おっぱいやミルクをあげて、寝ている時もなるべく近くにいてあげる。それが一番の育児法。

 

赤ちゃんをよく見て、よく話しかけてあげるとさらに良いですね。

「誰かに注目されている、大切にされている」という感覚が、赤ちゃんに自信を与えるはずです。

 

自信を持つことはとても大切で、

自信があると心が落ち着くし、色々なことにチャレンジする勇気も持てます。

 

赤ちゃんが起きている時は、できるだけスマホを見ないであげてほしい。

ママさんは時間がもったいないと思ってしまうかもしれませんが、

ベビーカーで散歩中には赤ちゃんと一緒の景色を楽しんでほしい。

おうちで遊ぶ時間も、赤ちゃんと一緒に遊ぶことを楽しんでほしい。

 

子どもが小さい頃には一緒にいられなかった、注目してあげられなかった、という場合は、、

 

今からやり直しましょう!

親子はいつからでもやり直せます。

 

<院長ブログ> 決断する練習

自分が望む人生を生きるためには、

自分のことは自分で決めなくてはなりません。

自分で選択して、自分で実行する。

その積み重ねが「自分の望む人生を生きる」ことになります。

 

決断力を鍛えるために、

たとえ小さなこどもでも、自分で決める練習をさせてみてはどうでしょう?

「こどもが決めてもいいような事はこどもに決めさせる」

 

例えば今日何を着るか?

今日着る洋服をこどもに選ばせる。

そうすると、親には考えられないようなとんでもないコーディネートが出来上がるかもしれません。

また、失敗することもあるかもしれません。「この格好じゃ寒いな」とか。

でも、失敗しても良いのです。失敗は大事な経験です。

重大な事故にならないような失敗なら良いのです。

 

ちなみにうちの息子は、自分で選ばせていたらとても薄着でした。

冬でも半袖短パン、みたいな。(昔は結構いましたよね)

「もっとセーターとか着た方がいいんじゃないの?」ときいても、

「これがいい」と、冬でも薄着を選ぶので、

「あ、そう。」とそのままにしていました。

それでも小学校はほぼ皆勤賞でしたので、それで良かったようです。

 

 

大人も、決断力を鍛えるためには

「自分で選択して、自分で実行する。」

日々のトレーニングが大切です。